よくあるレーシックへの質問
切除限界を超えて切除した場合、角膜エクタジアと呼ばれる医原性円錐角膜を起こすことがまれにあります。
2000年5月に日本眼科学会エキシマレーザー屈折矯正ガイドラインがでて、安全に近視矯正手術が行われる範囲が明示。
このガイドラインを守っていれば問題ないのですが、非眼科医による手術の場合に、これを守らずに問題を生じている場合があるようです。
必ず、眼科専門医のもとで近視矯正手術をお受けになることをお勧めいたします。
長期経過してから起こる術後合併症レーシック術後の合併症で、よく知られているものにDLKがあります。
これは、フラップと角膜実質との界面に起こる細胞浸潤を主体とする角膜炎です。
正確な頻度は不明ですが、5千例に1例とされています。
発症原因については不明ですが、無菌性の免疫反応で、抗原が多数フラップ内に散布されたために抗原抗体反応が起こっていると考えられます。
フラップ下洗浄を大量に行った場合、出血が多量にフラップ下に入った場合に出やすいと言われています。
現在まで、当院では1例も発生しておりません。
また、最近は、術後にステロイド点眼を予防的に使用するためか、ほとんど、DLKの発生について聞かなくなりましたし、学会でも報告されなくなりました。
術後、長期経過してから起こる合併症として、外傷による角膜フラップのずれがあります。
角膜移植の経験から言っても、何年たっても、手術的にフラップを剥がそうと思えば剥がすことができます。
アメリカの報告では、交通事故のときのエアバッグ眼外傷により、フラップがずれたとの報告が、これまでに5例報告されたとのことです。
アメリカでは毎年100万人、200万眼の近視矯正術後の方が増えていますので、当然かもしれません。
そう考えると、接触性のスポーツ、ボクシング、サッカー、柔道、カラテなどは、PRKの方が向いていると言えます。
PRKの場合は、フラップがありませんので通常の眼の強度と同じで、全く問題はありません。
最後に、避けることができる合併症である過矯正についてお話いたしましょう。
112ディオプター以上の高度近視を矯正する場合には、どうしても、度数のずれが生じてきます。
現在16ディオプター以内の近視であれば、誤差はほとんどありません。
しかし、度数が強くなれば、必ず誤差が出てきます。
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